2019年度 子ども夢基金支援事業
めざめよ科学実験マイスター活動報告
第15回 めざめよ科学実験マイスター 体験実験報告
通算19回目（2019-4） 体験の風をおこそう
開催日： 2019年10月5日（土）13：00-16：00
開催場所： 東大阪市立若江中学校 理科室
参加人数：21名
指導者： 2名
実験内容
以下の2つの体験実験をしていただきました。
テーマ1. 光の不思議‐偏光
光は粒子と波の性質を持っております。今回は波の性質に着目し、その原理を確認しました。身近にはスマホ、ゲーム機やパソコンの液晶ディスプレー、サングラスなどに使われています。まず偏光スライドを２枚作り、スライドの重ね合わせ角度による変化、金属と紙などの反射光の違い、水溶液と砂糖水溶液の見分け、水晶玉とガラス玉の鑑定機、万華鏡やブラックウオールなどを作りなどから光が横波であることから現れるいろいろの現象を確かめました。
2. 電池（化学電池や物理電池）を作ってみよう
電池は現在の生活には欠かせないもので、都市電力の大容量から医療機器の小容量のものまで電池が使われています。1800年ボルタが電堆を発明して以来色々の電池が発明されてきました。ここではボルタ電池、果物電池（レモン、グレープフルーツ、ミカン）３種、ジャガイモ電池、備長炭電池、人間電池、水電池、ベルチェ発電、バクダット電池など12種の化学電池とペルチェ電池や太陽電池などの物理電池の原理を楽しく体験して頂きました。とくに、 化学電池では電極である異種金属（銅、亜鉛、鉄、鉛、ニッケル、アルミニウムなど）の組み合わせや電解液の違いによる電圧変化、電力発生中の電極の変化の様子、電池の金属堆の数を増やすことによる加成性、発生電力の時間変化などを楽しく調べ、作表と作図からその変化を確かめました。その観察した変化は詳しくメモをしていただきき、何故金属種による起電力に違いがあるのか、その起電力が時間変化するのか、人によって人間電池や他の化学電池の起電力が違うのかなど沢山の驚きがあり、その理由を討論しました。
Final update 2019.10.9
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