2019年度後期 子ども夢基金支援事業

めざめよ科学実験マイスター活動報告

 第16回 めざめよ科学実験マイスター 体験実験報告
  
通算第20回(2019-5) 体験の風をおこそう
開催日: 2019年11月9日(土)9:00-16:00

開催場所: 東大阪市立石切小学校 理科室

参加人数:150名

指導者: 2

実験内容

以下の2つの体験実験をしていただきました。

テーマ1.  極低温の世界を体験しよう

液体質素は-196℃であるので容器に移し替える際に液体の性質を示すこと、空気中の水分を凍結し、白煙になることなどを発問し、解答を誘導した。液体窒素を使ってトマトなどの低温での変色、金属の低温脆性を確認した。またトマト、キャベツ、バナナなどの低温での変化を実験し、乾湿の紙を使って水の存在による変化であることを質疑応答形式で最終解答を誘導し、それらの変化の本質を体験した。またゴム製品(ゴムボール、輪ゴム、消しゴム)などを液体窒素中に入れ、その低温におけるミクロブラウン運動の停止や脆性、熱伝導などについて体験した。また空気、酸素、二酸化炭素などを液体窒素温度にし、空気、酸素の凝縮・蒸発や二酸化炭素の昇華など3態変化を確認した。酸素の液体は青色をしており、磁性を持つことを体験した。 

2. トマトは磁石に引き寄せられるか(強磁性と反磁性)

磁性は記憶素子や医療など色々のところで利用されている。物質はなんらかの磁性を持っている。 磁気ビュアーで磁力線を観察、温度を変えてキュリー点を観測した。磁区がわかる実験装置で強磁性物質の磁区について学習した。鉛筆の芯など色々なグラファイト製品をつかって反磁性の性質を確認した。またトマトやキュウリ、ダイコンなどは水の反磁性が現れることを確認した。電磁誘導の応用として、磁石に引き寄せられないアルミ缶では電磁誘導が起きて回転する。 アルミが水の上で電磁誘導により非接触で動く、1円玉と10円玉を分けるなど色々な応用について体験した。

 

 

 




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Final update 2019.10.9

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