島を担う子どものための科学実験教室
活動目的
特徴ある科学現象について5感を使って実体験することにより憧れや感動が生まれます。ここからなぜ?どうして?との知的好奇心が芽生え、身の回りの様々な自然現象を先人が紐解いてきた原理から応用まで体得できます。
これは「知る喜び」,「学ぶ楽しさ」,「ワクワクする好奇心」に支えられる人間の能力を高める最大の原動力であり、この本来持つ能力を呼び覚まし向上させる機会をつくることによって自発的学習能力を養って頂く企画になっています. 皆さまの参加をお待ちしております.
近畿大学木村名誉教授と12万人が楽しんだ科学実験を体験しよう!!
2025年度予定しております「島を担う子どものための科学実験教室」についての詳細は近日中にご案内します。
実験テーマは300ほどのテーマの中から以下の実験を実施させて頂きました。
テーマ1. 光の不思議(偏光)
'光は横波の性質を持っており、進行方向にむかって垂直に振動しています。動物や昆虫などはこの性質を利用して位置を特定(空間認識)しているものがいます。原理は身近には液晶ディスプレー、サングラスなどに使われています。偏光板を使って、ミラクルボード、スーパーボールが通る壁、
水晶玉とガラス玉の鑑定機などを作り、光の色々な性質を調べます。
テーマ2. 空飛ぶもの
飛ぶ原理についてはベルヌーイの定理、密度差、作用反作用などがあり、やさしく説明した後、宇宙ゴマ、空飛ぶ円盤、紙ヘリコプター、ブーメラン、アルソミトラ飛行機、バルーンロケットなどを作成する。 3つの原理を体感し、原理を理解した後、飛翔距離や滞空時間などの記録を伸ばす工夫し、コンペを行います。
またミニホーバークラフト、気球、エアーポールなどを作成し 飛行時間や飛行距離などのコンペを行います。
これらの実験からその原理を体感、理解します。
テーマ3. 空気の力
空気があることをどのような時に感じますか? 走るとき、燃やすとき等々、普段は「空気のような存在」として有って当たりまえのようにその存在をあまり気にしません。しかし激しい空気の流れ(台風などの低気圧が来たとき)、向かい風の方向に走るときなど、その存在を改めで感じると思います。
古代から物質は水、土、火、空の4元素で全てが変換できるという概念が近代までありました。科学的には1643年トリチェリ―が真空を発見し、ゲーリケの公開実験から空気の圧力について認識されました。空の中身についてはラヴォアジエが酸素を発見し、フロジストン(熱素説)の排除と窒素の存在を発見しました。
今回は以下の演示体験実験をいたします。
バラエティショーやYouTube等にもない楽しい実験もあります。
1. 空気の中身、冷凍火山、大気圧の大きさ、空気の流れ
2. 燃えること
火について知っていますか。燃えるためには3つの要素が必要です。 花火はなぜきれいな色をしているのでしょうか? 黒い炎はあるのでしょうか? 燃えることは酸化と言います。酸化に必要なものはなにですか。そのしくみや様子などを理解します。
またSDG'sに対応した二酸化炭素の出ない大きなエネルギーの発生を体感します。
テーマ4: モノ作りのふしぎ:スライム、スパーバウンドボール、人工イクラを作ろう
1. ポリビニールアルコール(PVA)を使っていろいろなスライムとスーパーバウンドボールつくり
ポリビニールアルコール(PVA)は桜田一郎教授によって合成され、株式会社クラレが1958年に世界で初めて事業化しました。 現在繊維,
紙の加工,接着剤, エマルジョン,油田掘削, 熱可塑性加工, ガラスファイバー,
医療器具など色々のところに使われています。PVA使ってふわふわスライム、忍者スライム、スライム風船、スーパーバウンドボールなどを作ります。おなじ材料から全く違う性質のものが出来る不思議な科学の原理をしらべ、高い機能性を体感します。
2.色々の人工イクラ作をつくろう
アルギン酸ナトリムをつかって色々の大きさ、色などが違う人工イクラを作り、その原理を理解します.
などでした。
2016年-2024年度実施結果
2016年度から2024年度までの科学実験教室を開催しました。
実験の様子はここをクリックしていただくことで見ることができます。
これらは沢山のご参加を頂き、盛会の内に修了しました。
沢山のご参加ありがとうございました。
参加された沢山の方から楽しかった、勉強になったとのうれしいお便りを頂きました。
(80名の参加を頂きました際のアンケートのコメント欄一例)
Final update 2025.04.02
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